おまかせ窓強豪プレイヤーおまかせ分析
おまかせ窓でよく対戦募集してる方や自分の対戦募集に来てくれる方を中心に、おまかせ窓の強豪プレイヤーを分析したいと思います。
これから紹介する方以外にもおまかせ窓には強い人が沢山いますが、自分が分析出来るほど対戦数を重ねてないので対戦数が多い方のみに絞らせていただいてます。
また分析する上で、なぜ負けるのか、なぜ勝てるのかについて話します。これは全て自分(じーえ)視点です。自分がなぜその人に勝てるのか、自分がなぜその人に負けるのかについて話しています。
分析させていただいたプレイヤー(敬称略)
・そんぐん
・かみきの
・ぱちりす
・セイバー
・こじかよしお
そんぐん
強み
スマブラ力が圧倒的に高い。おまかせ窓の中で1番強いと思っているプレイヤー。
差し合い、着地狩り、復帰阻止、崖狩り、全てが上手くて隙がない。特に縦の間合い管理と対応力が他のおまかせ使いと比べて圧倒的に上手い。
また画面を見る力が凄まじく、普通の人なら当たってしまう技に対して見てから対応している。
キャラ知識は豊富な方ではないがスマブラ力の上手さで全てをカバーできるおまかせ。
おまかせ勢の強豪プレイヤーは守りが上手い傾向があるが、そんぐんさんは守りだけではなく攻めが段違いに上手い。
その理由としては、撃墜>火力技・展開技>単発技というように、技の当てる重要性や意味を理解しているからだと感じる。
リターンの大きい技に対するリスクカットが上手く、状況をひっくり返されない力があり安定して勝利することが出来る。
なぜ負けるのか
自分がおまかせタイマンしていて唯一弱気になってしまうプレイヤー。スマブラ力が高く、有利展開を打開出来ずに火力を稼がれてしまう。
お互い有利展開を作って火力を稼ぐ場面が多いため、どれだけ有利展開で火力をとれるか、差し込みを多く通すかが重要になる。浮かされた時にニュートラルゲームに戻せず、展開維持で火力を取られて負けることが多い。
正直勝敗は五分五分でまだなぜ負けているのか分かっていないことが多い。恐らく、自分の知らない考え方や画面の見方などがあると思う。
なぜ勝てるのか
勝っている時は、こちらが上手く扱えるキャラが来るかそんぐんさんが上手く使えないキャラを引くかどちらかが多い。キャラ知識で相手を上回り、リターン差や撃墜差で勝っている。
積極的な攻めでリスクを負いつつリターンを得て、最終的な総合火力で強引に勝ちをもぎ取る勝ち筋を使っている。
そんぐんさんと自分ではそんぐんさんの方が対応力は高いが、対応策の多さで自分が勝つことが多い。その対応策の多さで顕著なのはキャラ知識の差。
また、崖で勝ち筋を作って勝つこともある。
かみきの
強み
徹底的なリスクカットが特徴で防御面のレベルが桁違いに高い。防御面はおまかせ窓の中ではトップ。
特に反撃を喰らわない技の振り方が上手い。相手の技を引いて差し返すというより、リスクの低い技で攻めて対戦している。これで安定して勝てるのは恐らく防御面が優れているかみきのさんだから出来ること。また、キャラの知識も豊富。
その立ち回りからか、ストック引き継ぎのおまかせ大会では安定して多くのストックを奪っている。
なぜ負けるのか
負ける試合のほとんどは、相手の技にリスクをつけられずにジリジリと試合が進み、最終ストックまでもつれこんで負ける。完全にかみきのさんの強みにはまって抜け出せなくなる。
また、撃墜が絡む場面になると強気な択を振ってくることが多く、それを通すのが上手い。
なぜ勝てるのか
良くも悪くもかみきのさんの立ち回りは綺麗なので行動がばれやすい。相手の守りに付き合わず、キャラ知識の差でキャラの強みを押し付ければリターン差で勝てることが多い。
常にリスクカットした立ち回りをするのでこちらが強気な択を選択すれば逆転できる可能性が高い。また同様の理由で逆転され辛い。
防御面の強みを軸にしすぎているせいで勝ち筋が少なくなってしまい、相手依存の立ち回りになってしまっている。勝てる相手には安定して勝てるが、負ける相手にはなかなか勝てないという良くある防御タイプの落とし穴にはまってしまっている。
正直かみきのさんの立ち回りに対して、自分のプレイスタイルの相性が良くて勝てることが多い。
ぱちりす
強み
攻めで勝つことができるおまかせには珍しいプレイヤー。ルカリオ使いということもあり、1試合通しての火力管理が上手い。単純に火力の高い技を当てるのが上手いだけではなく、状況に適した技の選択が上手い。
また、攻めだけではなく守りも上手い。守りは上手いだけでなく、攻めとのバランスが取れていることにより勝敗の安定感を生み出している。
なぜ負けるのか
主にリターンの高い技を通してしまい負けている。安定した立ち回りを基本にすると、ぱちりすさんのような火力管理が上手いプレイヤーに対して安定して勝つのが難しい。火力管理で実力の差が大きく出ている。
こちらもリターン勝ちできるように強気な択を仕掛けるが、見てから狩られてしまうことが多い。まだ強気な択の通し方が甘いと感じさせられる。
おまかせタイマンをよくする人の中で、ぱちりすさんとの対戦が1番勝ち負けが安定しない。
なぜ勝てるのか
勝てるパターンは2つ
1つ目は、相手のリターン高い技を通さずに立ち回り相手の勝ち筋を潰す。
2つ目は、相手よりリターン高い技を通す、撃墜・撃墜拒否で勝つ。
1つ目は安定して勝つための立ち回りだが、キャラによってぱちりすさんの攻めを捌ききれるかどうか決まる。キャラ知識をもっと深めればこの勝ち方が安定するかもしれない。
2つ目はいわゆる殴り合い。こちらが殴り勝てれば勝てるし殴り負ければ負ける。この勝ち方は安定しないのであまりやりたくないけど、現状こうしないと勝ち試合を増やせない。
対戦していて勉強になることが多い。
セイバー
強み
一言でいうなら『センスの塊』。
理論で強くなるタイプではなく、センスで理論値を導き出せるプレイヤー。キャラ知識が多くなくてもそのキャラを自分のものとして新しく扱うのが上手い。
さらに、立ち回りは綺麗で画面を見る力があり安定したプレイングをする。撃墜の意識が高く、撃墜できる状況の判断が早い。アイアンマンチャレンジで好成績を残せてるのもこれが理由かもしれない。
なぜ負けるのか
負けるパターンとしてはこちらが相手のキャラの差し込みを捌ききれずに負けるパターンが多い。
自分とセイバーさんのおまかせタイマンは純粋な差し込み勝負になることが多い。そこからどれだけ火力を稼げるかによって勝敗が決まる。
なぜ勝てるのか
差し込み勝負になると、キャラの知識の影響が大きく出てくる。ワンタッチからどちらが大きな火力を取れるかどうかによって勝敗が決まることが多い。現状勝っている試合はキャラ知識の差で勝っている時。
また、細かい部分をまだ詰めれてない印象があり、そこを突くと崩れることがある。特に、崖を上がれず負けている試合がある。
細かい部分を詰めたら恐ろしく強いプレイヤーになるのは間違いない。
こじかよしお
強み
かなり完成された考え方の軸を持っていると感じるプレイヤー。リスクカットや間合い管理、スマブラにおける共通テクニックの理詰め、画面を見る力があり、安定感のあるおまかせ。
無駄な攻めをせずに、リスクを減らして技を当てに行くのが上手く、そこから火力を堅実に稼ぐ。
間合い管理を徹底し、相手を深くまで差し込ませて差し返すのが上手い。
なぜ負けるのか
負けるパターンは基本的に、こちらの差し込みを見てから狩られ続ける時。試合展開やキャラの相性でこちらが攻めなければいけない状況になると負け試合になりやすい。
なぜ勝てるのか
間合い管理が上手く、差し返しの能力は抜群に高いが、差し込みが少し甘いことがある。攻めなければいけない状況を作られるとそこから差し返されて火力を取られ、また差し込みに行かないといけないループに陥ることが多い。
同様の理由で撃墜レースで勝ちやすい。
またキャラの知識がこじかよしおさんのもつ、スマブラの実力と比べると足りないキャラがいる。キャラ知識が足りないと、こじかよしおさんの強みである差し返し能力が活き辛く、不利状況から打開しようと回避やジャンプなどの選択肢を取る癖がある。
出てくるキャラによってこじかよしおさんのもつスマブラ力が100から150に、100から50になる。キャラの知識を深めたら絶対爆発的におまかせが強くなる。
おまかせタイマンで勝てる理由
スマブラにおける総合的な上手さを、人の強さとキャラの強さで分けて別のゲームに例えると、
①レベル上げできる主人公(人の強さ)
②熟練度のレベル上げが出来る武器(キャラの強さ)
のようなイメージになる。
おまかせタイマンは基本的に①のレベルがどれだけ高いかで強さが決まることが多い。②はみんな低いので①で勝負が決まる。
つまり、①を最強にしちゃえば無双できる。しかし、人の強さはレベルを上げるのが難しくて時間がかかる。②のレベルをある程度まで上げるのはそこまで難しくなく時間はかからない。しかし、その数が多く全てのキャラをカバー出来ない。
これがおまかせタイマンの面白いところで、おまかせ強くなるために人の強さを頑張って上げるのか、面倒くさいけどキャラ知識を入れるのか。
自分がおまかせタイマンで強豪プレイヤーといい試合が出来ているのは②のレベル上げをやり続けてきたのが大きい。
①で負ける人に対しては②で勝つことが出来る。また、②で負ける人に対しては①で勝つことが出来る。つまり、2通りの勝ち筋が存在してどちらも選択することが出来る。
ほとんどの人は、②で勝つことが出来ないので大きなアドバンテージになっていると感じる。